2009年01月15日
元々特別なオンリーワン?

私の「お気に入り」ブログの方も取り上げてました、高山市丹生川町の伊太祁曾神社で行われる神事
「管粥神事」の紹介です。
高山市丹生川町旗鉾の伊太祁曾(いたきそ)神社で14日、600年以上続く伝統行事・
管粥(くだがい)神事があり、麻の装束に身を包んだ同地区の若連中4人が麻の茎と穀物を
一緒に煮て、茎の中に入った穀物の量で今年の吉凶を占った。
若連中は占う内容が書かれたサワラの板に直径約2センチ、長さ約3センチの麻の茎を
麻ひもで縛り、米や大豆、小豆と一緒に釜に投入。1時間ほど煮込んだ後、茎を割り、
麻紙を使ったくだがい帳に茎の中の絵を描いた。
麻の茎の中に穀物が多く入っていると良いといい、特に小豆は縁起が良いとされる。
今年の景気や天気、野菜の豊凶など約120項目を占った結果、景気は夏以降に回復。
地震が多く、雪は少ない傾向だという。野菜では大根とゴボウが豊作とした。
中日新聞 2009年1月15日 写真もこちらのものを拝借しています。
これだけでは「飛騨には昔から連綿と続く、日本でも希な伝統が・・・」とか思ってしまいますが
同日に日本各地で行われている神事のニュースを拾ってみましょう。すると・・・
栃木県足利市 御厨神社 「御筒粥」神事 下野新聞 2009年1月15日
長野県下諏訪町 諏訪大社 「筒粥神事」 長野日報 2009年1月15日
長野県箕輪町 南宮神社 「お筒粥神事」 いなまいドットコム 2009年1月14日
多少日が違いますが、他にも
愛知県西尾市 金石神社 中日新聞 2008年12月24日
和歌山県上富田町 地主神社 毎日新聞 2009年1月6日
神奈川県伊勢原市 大山阿夫利神社 神奈川新聞 2009年1月7日
ね?各地でほぼ同様の神事が行われている事が判ります。けして飛騨独自のものではなく、
古い(といってもせいぜい平安時代あたりでしょうかね)日本の習慣が国内のあちこちで受け継がれて
来てるんです。
これは「小正月」「粥占」「小豆粥」「左義長」といった言葉がキーワードになります。
最近飛騨の色んなスポットが「スピリチュアル」とか言われて随分な人気ですが、
それで「飛騨は他の国とは明らかに違う特殊な場所なのだ!!」とことさら煽るような文章などを
たまに見かけます。確かに飛騨独自の文化が、ある時代には存在したことは間違いありませんが、
(「石冠」や「御物石器」のことを知っている人ならお分かりでしょう)
それをもってオカルト的な特別視をする傾向には注意したいものですね。
飛騨に育って、飛騨から一旦離れると、こういう事が良く見えるようになっちゃいまして・・・・
「人国記」という、今の県民性分析の先駆け?みたいな書物が有りますが、そこに書かれた
飛騨人の性格。長所でもあり短所でもあり、でも愛すべき性格です。 >>こちらに記載あり、下記引用
飛騨国
飛騨国之風俗は律儀に而愚也。
其愚とは日本は広といへども此国に越たるはなきと覚る人、
百人に九十人如斯因茲我国より他邦へ出る事も嫌て、
唯井中之坐より天を如窺なる形儀なり。
武士之風俗も唯我領する処之所知を十分に覚て、
是に上こす事あらしと思ふの類にてかいきう不可然也。
誠に山中之人等最かく可有也。
但生得は石鉄之性とも可謂也。
あ、でも神事の占いはちゃんと心に留めますよ。 今年は巨人有利らしい・・・

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Posted by まこちん。 at 13:56│Comments(5)
│飛騨の土地のこと
この記事へのコメント
氏子さんに聞きました
他でも色々な粥占いを行うところは
あるそうですが
なかでも管に麻を使うところは
珍しいのだそうです。
他でも色々な粥占いを行うところは
あるそうですが
なかでも管に麻を使うところは
珍しいのだそうです。
Posted by 黒雷鳥
at 2009年01月15日 16:01

>黒雷鳥さん
この「粥占い」の神事では本来は苧殻
(おがら-麻の皮をはいだ茎)を使うんだそうで、
飛騨の風習の方がより原形をとどめているようです。
竹を使うのは孟宗竹の生える暖かい地域の
ような感じがします。
正月十五日の小豆粥というのが古い習慣らしく、
「枕草子」にもその記述が出てくるんですよ。
こちらのサイトに解説ありました
ts.way-nifty.com/makura/2005/01/post_15.html
この「粥占い」の神事では本来は苧殻
(おがら-麻の皮をはいだ茎)を使うんだそうで、
飛騨の風習の方がより原形をとどめているようです。
竹を使うのは孟宗竹の生える暖かい地域の
ような感じがします。
正月十五日の小豆粥というのが古い習慣らしく、
「枕草子」にもその記述が出てくるんですよ。
こちらのサイトに解説ありました
ts.way-nifty.com/makura/2005/01/post_15.html
Posted by まこちん。
at 2009年01月15日 16:14

粥占いなんて物があるんですね。知りませんでした。
飛騨をいたずらにスピリチュアルな存在として見ることの意見には賛同します。
ただ歴史的に飛騨という地域は他の山間地よりは独自の発展をしてきたようで興味深いところがあります。
私はスピリチュアル人間ではありませんが、歴史ロマン的な事は好きです。物証のない古代の飛騨をいろいろ想像しています。
飛騨をいたずらにスピリチュアルな存在として見ることの意見には賛同します。
ただ歴史的に飛騨という地域は他の山間地よりは独自の発展をしてきたようで興味深いところがあります。
私はスピリチュアル人間ではありませんが、歴史ロマン的な事は好きです。物証のない古代の飛騨をいろいろ想像しています。
Posted by かぜおやじ at 2009年01月16日 15:21
私も、かぜおやじさんと
まったく一緒です。
かぜおやじさんが、私の思ってること
全て、書いてくれました。
歴史ロマンなんですよ。
まったく一緒です。
かぜおやじさんが、私の思ってること
全て、書いてくれました。
歴史ロマンなんですよ。
Posted by 黒雷鳥
at 2009年01月16日 23:22

>お二方
私もそうなんですよ実は(爆
なので90年代とかに、色々飛騨のあちこち
見て回りました・・・
中には「これ大したことないだろ~」って
場所もあったりしますが・・・
でも「ちょっと変わった地域」であることだけは
間違いないです。そこが面白い!
>飛騨
私もそうなんですよ実は(爆
なので90年代とかに、色々飛騨のあちこち
見て回りました・・・
中には「これ大したことないだろ~」って
場所もあったりしますが・・・
でも「ちょっと変わった地域」であることだけは
間違いないです。そこが面白い!
>飛騨
Posted by まこちん。 at 2009年01月18日 11:47