2009年01月07日
クローン
日本では遺伝子組み換え作物を食品に使うことは原則禁止としていますが
こういう例が出てくると、う~んどうなんでしょう。
飛騨牛の種雄牛、クローン誕生=長期凍結保存の精巣利用-岐阜県畜産研と近畿大
岐阜県で生産される黒毛和種肉牛「飛騨牛」の元祖とされる種雄牛「安福(やすふく)」と遺伝情報が全く同じクローンを誕生させることに、同県畜産研究所(高山市)と近畿大が6日までに成功した。安福は1993年9月に死んでおり、凍結保存していた精巣の細胞を利用して「復活」させた。
マウスでは、クローンマウスを世界で初めて作った理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の若山照彦チームリーダーらが昨年11月、16年間凍結保存されていた死骸(しがい)からクローンを作ったと発表したが、牛では世界的に珍しく、画期的な研究成果。
畜産研究所によると、安福の血を引く種雄牛は計約150頭で、全国の黒毛和種牛の3割以上が安福の子孫に当たる。しかし、子孫の代を重ねるにつれ、優秀な肉質を生み出す安福の遺伝情報が徐々に薄れる。このため、遺伝情報が同じクローンを再び種雄牛として利用できれば、高い肉質水準を維持しやすくなる。
畜産研究所と近畿大は、凍結保存していた安福の精巣の細胞から、DNA(遺伝情報)がある細胞核を採取し、あらかじめ細胞核を抜いた卵子に移植してクローン胚(はい)を作成。雌牛の胎内に入れ、4頭のクローンを誕生させた。現在もこのうち3頭が生存している。
クローン家畜の肉や乳の食品としての安全性をめぐっては、米食品医薬品局(FDA)や日本の農林水産省研究班などが通常の肉や乳と同等との報告書をまとめており、内閣府の食品安全委員会が厚生労働省の要請で評価作業を行っている。
ただ、政府が安全と結論付け、市場流通を認めても、遺伝子組み換え食品の場合と同じように、消費者が受け入れるかどうかは不透明だ。
(2009/01/06-22:21 時事通信)
まさか「日本の技術だから安心」とは簡単に考えないのでは、と思いますが
私は一定の基準(摂取の安全性や外部拡散の際の生態系絵の影響などの確認)を満たした
遺伝子組み換え作物であれば、個別に許可はしても良いと思っています。
既に魚あたりまで「三倍体」という遺伝的素質を持たせた食物はあるので、
外圧に負けちゃいけませんが、外国の状況を見て・・・というのであればアリかなと。
当ブログをご覧の皆様、本年もよろしくお願い致します
#とりあえず松の内の間にアップできました。
Posted by まこちん。 at 15:50│Comments(0)
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