火の用心!
今日は東京も快晴、散り行く桜を眺めてきました。
先ほどみていたテレビの天気予報で、
「今日は全国的に好天に恵まれ気温が上昇・・・」とやっていた中で
今日はからっとした天気で、岐阜県高山市は
最低湿度7%を記録しました。」
と予報士のお姉さんが話してました。
東京は「からっ風」や「木枯らし」の言葉どおり、12月から2月に掛けて北西の季節風が
吹く頃に一番乾燥する時期を迎えますが、その時期は降雪のある飛騨地方は
比較的湿度が高く保たれます。冬に東京へ出て行って、あまりの乾燥ぶりに
肌がカサカサになったとか、喉を痛めた方も多いのではないでしょうか。
では、高山地方が一番乾燥する時期はいつでしょうか?
答えは「今頃!」なんです。雪が無くなり、芽吹きが始まる今の時期、
実は東京なんかよりも乾燥するんです。高山の大火事も、過去の記録を調べると
この時期に起きているものが結構あるようです。
具体的には、春の移動性高気圧が本州をすっぽりと覆い、快晴の日。
そう、今日のような日です。
気象庁のデータから、過去の高山の最低湿度観測値ベストテンを引っ張り出しましょう。
日最小相対湿度(%)
0(2005/ 4/ 9)
3(2005/ 4/24)
4(2007/ 4/30)
4(2007/ 4/12)
4(2005/ 5/21)
4(2005/ 4/30)
5(2007/ 4/27)
5(2006/ 3/25)
5(2005/ 5/ 3)
5(2005/ 4/14) もう見事なまでの相関性ですね。
※それにしても、この数年で観測値最高を軒並み更新してるのね(^_^;;;
ある気象学者に言わせると、「地球温暖化はウソ、地球乾燥化が進んでいるのが本当」
という説があるのですが、それを裏付ける一つのデータなのかもしれません。
とにかく、この時期は火事にご用心を・・・
山へ行って山菜採りしたときなどは、火の始末はきちんと。