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2009年09月29日

セカイカメラと飛騨高山

「セカイカメラ」ってご存知ですか?

頓智・ドットという会社が開発した、先週から本格運用が始まったiPhone用のアプリケーションです。


何のこと?というかたはセカイカメラのサポートページHOW TOを読んでみてください。

私は十数年来のドコモユーザー(mova以前のアナログで、その頃高山市の中心部でも圏外の場所が
あった時代・・・この件は後述)なので残念ながら実体験していませんが、この
「拡張現実テクノロジー」、実際使ってみると小難しいものではなく気軽に遊べるそうです。
#ただし夢中になると周囲から携帯かかげた変な人と思われるらしいのでご注意。

そのセカイカメラが飛騨高山で実験をするということを初めて知りました
へぇ、岐阜県やるじゃん!

今後の展開に興味津々です。

まだひだっちブログの中では取り上げてる人いないみたい・・・
というのも推定ですが、まず飛騨ではiPhoneユーザーが少ないからだと思います。旧ボーダフォン時代から
飛騨のような山間部は中継局などのインフラが後手に回っており、借金を多く抱える
SBMも、都内と飛騨とどっちに金かけるよ?と聞けば答えはご明察。
現在のSBM・3Gの岐阜県エリアマップ(ま、他の2キャリアも似たり寄ったりですが)を見ても、面積比では
半分カバーさえも遠い道。人口比何パーセントカバーというのも詭弁で、住居地区以外に動いて
使えてこその「モバイル」なんですからね。せせらぎ街道とか飛騨河合PAとか、使えない場所は多数。
地デジのカバー区域も同じことなのですが、岐阜の他に岩手・長野なども山間部が多いため
いくら中継局を増やしてもカバーは無理。一種のデジタルディバイドが起こっているわけですね。
そういう経過をたどってきてるので、旧ボーダフォン>SBMを使っている人の割合が少ない。

あ、アメリカで始まりそうなように、Appleが一国1キャリア制を止めればいいのでは?
DocomoのiPhoneが出たら、すぐ機種交換してセカイカメラやってみたい!!  
Posted by まこちん。 at 14:03Comments(2)徒然に思ったこと

2009年09月27日

ヴォルケーノ

突然ですが問題。

御嶽山が日本の第二位。乗鞍岳が第三位。 これって何の順位でしょうか?


答え; 日本の成層火山の標高ランキング。第一位はもちろん富士山。

岐阜県にはほかに奥穂高岳や槍ヶ岳など標高の高い山がありますが、これらは主に地質変動によって
形成された山で、南アルプスなどはほとんどの山が火山ではありません。
噴火による積み重ねで形成された山は四方に裾野を広げた膨大な山体にならないと標高を稼げないため
重力を振り切って高くなるには長期間にわたる相当の大きな火山活動がないと難しいものです。
フォッサマグナを挟んだ東西に、日本の大きな火山が集中しているのはこのため。
(ほかに八ヶ岳などがその代表ですね)

ちょうどそのころ、御嶽山の見える場所に住んでいたため、毎朝学校に行く際には煙たなびく御嶽山を
見ていました。あれからちょうど30年もたったのか・・・と人間の時間尺度で感慨に浸りますが
山にとってはまさに「一瞬」しかもちょっとポン!と「はぜた」程度の活動です。
5000年前の飛騨びとは、御嶽山の活動をどう眺めていたのか。さらには1万年程度前となると、
この時期乗鞍岳も活動の痕跡があるので、二つの山が一緒に煙を噴き上げていた可能性もあります。

30年前の噴火(水蒸気爆発)は、本当に大ニュースで、このことから「死火山」という名称の見直しがなされました。
そして1984年には、噴火に伴う長野県側で地すべり災害による犠牲者が出ました
(温泉が埋まり、いまだに復旧されていません)
今後とも人的災害が起こらないようにするためにも、よりいっそうの精査と対策が望まれます。

画像は気象庁の活火山情報:御嶽山のページからお借りしました。

御嶽山:マグマ噴火 過去1万年、少なくとも4回 ハザードマップ見直しへ

 ◇30年前、水蒸気爆発
 長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)が、過去1万年間に少なくとも4回のマグマが地上に噴出するマグマ爆発を起こしていたことが測量会社、アジア航測(本社・川崎市)と産業技術総合研究所の調査で分かった。両県は最新のマグマ爆発は2万年前とし、それ以降の噴火は水蒸気爆発と限定して防災計画を作成、特に山頂の北側に火砕流が到達しないとみていた。10月から国と協力し、警戒区域を示したハザードマップを新たに作製する計画だ。
 御嶽山は、79年10月の水蒸気爆発があるまで活動がほとんど止まった火山と位置付けられていた。
 06年、岐阜県の委託を受けたアジア航測が、航空機からレーザーを使い山の立体地図を作製。マグマ噴火による溶岩などの堆積(たいせき)物があると思われる場所を現地調査した。その結果、山頂の北西約6キロ(標高1520メートル)で5200年前の火砕流跡を発見した。また、国の委託で08年までに実施した調査で、山頂の南東(同2450メートル)で5000年前の噴火堆積物▽山頂の北~北東(同1800~2150メートル)で1万年前の火砕流跡を見つけた。
 一方、産総研は、山頂から東に流れた2万年前の噴火跡とされた三ノ池溶岩の年代を、放射性同位元素の一つ、炭素14で測り、9000年前と突き止めた。
 御嶽山のハザードマップは01年度に両県が作製したが、山頂北側は火砕流到達を想定していない。国土交通省多治見砂防国道事務所は「11年度までに新たなハザードマップを完成したい」としている。【石塚孝志】

毎日新聞 2009年9月27日  
Posted by まこちん。 at 09:12Comments(1)飛騨のニュースから

2009年09月19日

そして熊!


知らない人が北アルプスに恐怖感を持ったらどうしよう、と思ってしまう事件が相次ぎました

もともと餌が少なくなるし環境が厳しいので高山帯にはあまり姿を見せないクマなのですが
この時期はコケモモやガンコウランなど高山植物の実を食べに来ることがあると言います。
しかし2700mまで登ってくるのは非常にまれ・・・残飯などにつられてやってきた可能性が高い。
今年は夏は天候不順、9月に入って好天はいいのですが少雨傾向と、例年とはかなり違う天気、
しかも数人を襲うということは、人間を多少知っていて、しかも相当気がたっている熊のようです
私の知己もここで仕事をしている人がいるので心配です。

クマに襲われ7人負傷=バスターミナルで-岐阜・乗鞍スカイライン

 19日午後2時半ごろ、岐阜県高山市丹生川町の乗鞍スカイライン終点の畳平バスターミナルで、観光客らがクマに襲われ7人が負傷した。全員救急車で搬送され、うち3、4人が重傷との情報がある。
 県警高山署によると、クマは体長約1.5メートルらしい。建物でふさがれた場所に追い込まれているという。現場に居合わせた人が携帯電話で110番した。

2009/09/19-15:48 時事ドットコム

追記・・・ 読売新聞にはもう少し詳しくでていました。

クマが観光客ら襲う、4人重傷…乗鞍岳近く

 19日午後2時半頃、岐阜県高山市丹生川町、乗鞍スカイラインの畳平バスターミナル(標高約2700メートル)で、観光客ら9人がクマに襲われ、このうち4人が重傷を負い、高山市内の病院などに搬送されている。
 県警高山署の発表によると、クマは同ターミナル内の土産物店などに侵入、観光客を襲った。制止しようとした観光客や従業員などがさらにケガをしたという。地元の猟友会や同市職員が捕獲のために現場に向かっている。
 現場は、北アルプス南部の乗鞍岳(標高約3000メートル)近くに位置するバスターミナル。マイカー規制のためバスだけが乗り入れ可能で、この日は大型連休の初日で観光客でにぎわっていた。

2009年9月19日16時14分 読売新聞)  
Posted by まこちん。 at 16:31Comments(2)飛騨のニュースから

2009年09月12日

ヘリコプター墜落事故雑感


昨日発生した穂高岳・ジャンダルム近くでの県防災ヘリコプター墜落事故は、関東でも大きく
報道されています。ちょうど同日の事故発生以前にジャンダルムを通過していた
雷鳥屋さんのブログでは、要救助者と思われる方とすれ違ったという生々しいコメントがあります。

事故原因が何であるかは、当時ガスがかかっていたとのことで、要救助者救護の為このヘリに同乗し
事故現場に降りて救助活動をしていた山岳救助隊のお二人にも分からないかもしれません。
(このお二人が助かったことは、不幸中の幸いでした)

ヘリのパイロットは航空自衛隊に20年以上勤務した熟練のベテラン。もちろんこういった方でないと
北アルプスの稜線を飛ぶ事など出来ません。しかし、それでも事故は起こってしまいます。
岐阜県 防災へり 若鮎2号
岐阜県 防災へり 若鮎2号 posted by (C)aska

要救助者の方も心臓発作でお亡くなりになったとのことで、ここではそのパーティーのチャレンジの
是非については問いません。
ただ一つ言いたいのは、国内のルートでも最難関といわれる北穂高<>奥穂高<>西穂高の
縦走は「登山」ではなく「クライミング」であり、「登山」の山を何十峰登頂したとしても、それらとは
全く違うものだ、ということです。(まだ槍ヶ岳登頂のほうが「登山」と言えます。)
それなりの事前トレーニングや準備が必須で、運動量も「登山」とは相当違い、全身運動となります。

改めて故人の皆さまのご冥福をお祈り致します。
そして今日も明日も、要救助者が出れば誰かが山に向かいます。

「頭上をヘリが斜めに落ちた」 ヘリ墜落事故

 「自分の頭上をヘリが斜めに落ちてきた」。事故現場に居合わせ、墜落の瞬間を目の当たりにした山小屋の従業員は、青ざめた顔で振り返った。
 現場は岐阜県高山市の北アルプス奥穂高岳と西穂高岳の縦走路付近で、「ジャンダルム」(3163メートル)と呼ばれる岩稜。ジャンダルムとはフランス語で「前衛峰」の意で、奥穂高岳を護衛するかのように頂上の西約400メートルに位置している。釣り鐘を伏せたような急峻(きゅうしゅん)な岩場が続く難所中の難所となっており、滑落などの事故が多発している。
 墜落現場から約1キロと最も近い山小屋「穂高岳山荘」を経営する今田英雄さん(66)によると、事故前に遭難者の救出に立ち会うよう県警から要請があり、山荘の支配人(37)と従業員(30)が遭難現場に向かった。
 事故10分前の午後3時20分ごろは晴れており、風もそれほど強くなかった。遭難者をつり上げようとしたヘリを見て、今田さんが「手間取っているな」と思ったときだった。突如としてガスが発生。ホバリング中のヘリに霧がかかり、視界から消えた。次の瞬間「ガン」という爆音がし、霧が晴れるとヘリの姿はなくなっていた。
 「墜落した」。遭難現場にいた山荘従業員が声を張り上げた。ヘリの残骸(ざんがい)からはオレンジの炎と黒煙が激しく立ち上り、周辺には機体の部品が散乱。数百メートル高い岩峰では機体の一部が引っ掛かるような形で見つかった。
 亡くなった操縦士の朝倉さんは、平成9年に20年以上務めた航空自衛隊を退職し、県の操縦士になった。「隊員を束ねて指揮に当たり、信頼があった」と県職員。飛行時間5740時間のベテランで、ヘリをぎりぎりまで寄せて捜索できる腕前だったという。
 三好さんは川崎重工業を経て8年から整備士に。同僚だった1人は「明るく有能な人」と話す。副隊長の後藤さんは、消防士の経験を買われ、19年に県消防防災課に出向。責任感が強く、明るく温厚な性格だったという。
 事故を受け、NHKは11日、愛知など中部7県と長野県で同日午後8時から放送予定の番組「金とく」の内容を変更した。番組キャスターらが槍ケ岳からジャンダルムに向かう「北アルプス大縦走(後編)」を放送することになっていたが別の番組に差し替えた。

産経新聞 2009年9月12日  
Posted by まこちん。 at 11:55Comments(4)飛騨のニュースから

2009年09月11日

二百二十日



最近仕事のほうが忙しくて、書く間隔がだんだん延びてきてます(涙
たま~にしかアップできませんが、お読みいただける皆様に感謝。

さてさて、今日9月11日といえば8年前のNYの出来事が思い出される人も多いと思いますが
暦では「二百二十日」で、二百十日と並び台風の襲来が多いとされる季節の節日。
幸い先週の台風は関東地方を逸れていきましたが、二百十日にはたしかに台風が関東地方に上陸。
千葉県などに被害を残し去っていきました。

めっきり涼しくなってきたように思いますが、実は平成の台風の襲来はこれからが本番。
飛騨の人の記憶に新しい、高山本線が寸断されるなどの大被害をもたらした平成16年の23号台風は
10月20日に来襲しています。
この時は日本近辺の温度が通常よりも高く、台風が衰えないままに上陸して
飛騨以外にも全国に大きな被害をもたらしました。(というより飛騨の被害が目立たなくなってしまった)
今年もエルニーニョ現象で夏は天候不順が続きましたが、こういう場合には秋になっても気温が
なかなか下がらない傾向があり、実際気象庁の長期予報ではこの秋は残暑厳しいとか。>ソース
それ以前に飛騨地方にも大きな被害をもたらした台風として有名な「伊勢湾台風」が
上陸したのも、1959年9月26日でした。
画像上は伊勢湾台風の経路。高山近くを通過する際に中心気圧945hPaは凄い。
経路比較画像は昭和28年台風13号(赤)伊勢湾台風(緑)平成16年台風23号(青)です。

最近では予報が発達したとはいえ、上記2つの台風に共通する「圧倒的な発達スピード」には
予報ですら災害防止に役立ちにくいのが台風災害の特徴です。ゆめゆめ怠ることなかれ。  
Posted by まこちん。 at 14:28Comments(0)徒然に思ったこと